建設業許可の更新と決算変更届(事業年度終了届)を同時に提出する場合の注意点を行政書士が解説。名古屋・愛知の審査傾向や書類作成のコツも紹介。
目次
1.更新と決算変更届を同時に出すケースは多い?
建設業許可の更新と決算変更届は、本来それぞれ独立した手続きですが、
タイミング的に重なることがよくあります。
特に決算月が許可期限の数か月前にある場合、
「決算届を先に出さないと更新ができない」という状況になりやすいのです。
名古屋・愛知でも、更新の直前に決算届を同時に出す事業者が多く、
実務上はセットで処理されることが一般的になっています。
2.同時提出の基本的な流れ
決算変更届と更新申請を同時に行う場合、提出順序がポイントです。
- 決算変更届(事業年度終了届)を先に作成・提出
- 決算届受理後に更新申請書を提出
- 審査中に補正があれば追完対応
- 更新許可通知の交付
愛知県では、決算届が未提出のままでは更新が受理されません。
したがって、必ず決算→更新の順で提出します。
3.必要書類と作成順序
同時提出を行う場合の書類構成は次の通りです。
① 決算変更届(直近分)
- 決算変更届出書
- 工事経歴書
- 直前3年の施工金額
- 財務諸表一式等
② 更新申請
- 建設業許可更新申請書
- 経営業務管理責任者証明書
- 専任技術者証明書
- 納税証明書・登記簿謄本等
両方の書類で共通項が多いため、
財務諸表・納税証明書を共通利用すると作業効率が上がります。
4.名古屋・愛知での審査傾向
愛知県庁では、決算届の内容が整っていない場合、
更新審査を一時保留にすることがあります。
審査で特にチェックされるのは以下の3点です。
- 決算書の数字が一致しているか(貸借対照表・申告書)
- 経管・専任技術者の在籍が確認できるか
- 過年度の届出に漏れがないか
5.よくあるミスと注意点
| ミス例 | 影響 |
|---|---|
| 決算変更届を出さずに更新申請 | 受付不可(決算完了後に再提出) |
| 決算書と確定申告書の数字が不一致 | 補正・再提出が必要 |
| 納税証明書の期限切れ | 申請差し戻し |
| 経管・技術者の退職未届 | 不備扱い、許可更新不可の可能性 |
これらのミスは、「更新の準備を更新月に入ってから始めた」場合によく発生します。
決算月の翌月から書類を整え始めるのが理想です。
6.行政書士に依頼するメリット
更新と決算届を同時に行う場合、
行政書士に依頼することで以下のようなメリットがあります。
- 提出順序・内容を一括管理
- 数字の整合性チェック(財務諸表・申告書)
- 行政庁への持参・補正対応の代行
- 過年度未提出がある場合の再整備も対応
名古屋・愛知の審査では「整った書類」を評価する傾向があり、
専門家が整備した書類はスムーズに通りやすいのが実際です。
7.まとめ:決算と更新は“連動”で考える
建設業許可の更新と決算変更届は、
別々の手続きでも実務上は連動していると考えるのが正解です。
決算書類を早めに整え、更新の準備を同時進行することで、
スムーズに許可を継続できます。
「決算届を出してから更新申請をする」——
この順番を守るだけで、トラブルの9割は防げます。
坂下行政書士事務所では、名古屋・愛知の建設業許可業者様向けに、更新・決算変更届をワンストップでサポートしています。
スケジュール管理から提出まで、すべてお任せいただけます。
無料相談はこちら


