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建設業許可申請書の提出の流れ|申請から許可取得までを解説

建設業許可申請書の提出の流れについて解説します。事前準備から申請、補正対応、許可通知までの手順や期間、申請時の注意点をわかりやすく説明します。

建設業許可申請は提出して終わりではない


建設業許可の取得を考えている方の中には、「書類を作って提出すれば許可がもらえる」というイメージを持っている方も少なくありません。

しかし実際の建設業許可申請は、書類を提出したら終わりというものではありません。

申請前には許可要件の確認が必要ですし、提出後には行政庁による審査も行われます。

場合によっては追加資料の提出や補正対応を求められることもあります。

そのため建設業許可は、

  1. 書類作成
  2. 提出
  3. 審査
  4. 許可

という流れで進んでいきます。

全体の流れを理解しておくことで、申請準備も進めやすくなります。

まずは許可要件を確認する


建設業許可申請で最初に行うべきことは、書類作成ではありません。

自社が許可要件を満たしているかを確認することです。

  • 経営業務管理責任者の経験は足りているのか
  • 専任技術者を配置できるのか
  • 財産要件は満たしているのか
  • 営業所として認められる環境があるのか

こうした確認を行わずに申請書作成を始めても、途中で申請自体が難しいことが判明する場合があります。

実務上も、申請書作成より先に要件診断を行うケースが一般的です。

特に経営業務管理責任者や専任技術者については、経験や資格の確認に時間がかかることがあるため、最初に整理しておくことが重要になります。

必要書類を収集する


許可要件に問題がなければ、次に必要書類を集めていきます。

建設業許可では多くの添付書類が必要になります。

登記事項証明書や住民票など役所で取得する書類もあれば、会社に保管されている契約書や請求書が必要になることもあります。

特に経営業務管理責任者や専任技術者の経験を証明する資料は、過去の工事資料を探す必要があるため時間がかかりやすい部分です。

建設業許可申請の準備期間の大半は、この書類収集に費やされることも珍しくありません。

そのため、許可取得を考え始めた段階で資料整理に着手することが大切です。

申請書類を作成する


必要書類が揃ったら申請書類を作成します。

申請書には会社情報や営業所情報、役員情報、取得する業種などを記載します。

また、経営業務管理責任者や専任技術者に関する書類も作成していきます。

建設業許可申請で重要なのは、申請書と添付資料の内容が一致していることです。

例えば役員情報が登記事項証明書と異なっていたり、専任技術者の資格と申請業種が一致していなかったりすると補正の対象になります。

そのため申請書作成の段階では、単に様式を埋めるのではなく、提出資料全体との整合性を確認することが重要になります。

申請窓口へ提出する


書類が完成したら、管轄行政庁へ申請書類を提出します。

提出先は営業所所在地によって異なります。

都道府県知事許可の場合は都道府県の担当窓口、大臣許可の場合は所管する地方整備局などが窓口になります。

申請時には書類の確認が行われます。

ただし、この段階で全ての審査が終わるわけではありません。

受付時は形式的な確認が中心であり、本格的な審査は提出後に行われます。

そのため受付が完了したからといって、すぐに許可が出るわけではない点に注意が必要です。

審査と補正対応


申請後は行政庁による審査が行われます。

ここで提出資料の内容が詳しく確認されます。

  • 経営業務管理責任者の経験は適切か
  • 専任技術者の資格や実務経験に問題はないか
  • 営業所の実態は確認できるか
  • 財産要件を満たしているか

こうした点について審査が進められます。

書類に不明点や不足がある場合は、補正や追加資料の提出を求められることがあります。

建設業許可申請では、この補正対応が発生することも珍しくありません。

むしろ一度も補正なく許可になるケースの方が少ない場合もあります。

そのため、申請後も行政庁からの連絡には注意しておく必要があります。

許可通知と許可証の交付


審査が完了すると、許可通知が行われます。

許可が下りるまでの期間は申請内容や行政庁によって異なりますが、一般的には一定の審査期間が必要になります。

許可後は建設業許可番号が付与され、正式に建設業許可業者として営業できるようになります。

ただし、この時点で終わりではありません。

建設業許可は取得後にも継続的な管理が必要な制度です。

許可取得をゴールではなくスタートと考えることが大切です。

許可取得後に必要な手続き


建設業許可を取得した後も、会社情報に変更があれば変更届を提出しなければなりません。

また、毎事業年度終了後には事業年度終了届の提出が必要になります。

さらに、許可には有効期間があるため更新手続きも必要です。

建設業許可を取得した後に、何もしなくてよいと思っている方もいますが、それは誤解です。

許可維持のためには継続的な届出や管理が求められます。

実際には許可取得後の方が長い付き合いになる制度と言えるでしょう。

申請でよくある勘違い


建設業許可申請では、申請したらすぐ許可が出るという誤解が少なくありません。

しかし実際には審査期間が存在し、補正対応が発生することもあります。

また、受付されたから許可は確定したと思われることもありますが、受付と許可は別の手続きです。

提出後に追加資料を求められることもあります。

そのため、工事受注の予定がある場合は、余裕を持って申請準備を進めることが重要です。

許可取得までのスケジュールを正しく理解しておくことで、無理のない事業計画を立てやすくなります。

まとめ


建設業許可申請は、

許可要件の確認

必要書類の収集

申請書類の作成

行政庁への提出

審査・補正対応

許可取得

という流れで進みます。

特に時間がかかるのは、経営業務管理責任者や専任技術者の証明資料を集める作業です。

また、申請書を提出した後も審査や補正対応があるため、提出して終わりではありません。

建設業許可をスムーズに取得するためには、全体の流れを理解したうえで、余裕を持ったスケジュールで準備を進めることが大切です。

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