退職後の源泉徴収票を会社が送ってくれない場合に、内容証明で発行・送付を求める方法を解説します。転職先で必要、確定申告で必要、退職後1か月を過ぎても届かない場合に、送付先・期限・文面をどう整理すべきか行政書士が説明します。
内容証明の作成を検討中の方へ
「この内容でも送れる?」という段階でも、まずは文案整理からご相談いただけます。
内容証明は、感情的に書きすぎたり、必要な事実が整理されていなかったりすると、かえってトラブルが大きくなることがあります。
契約解除通知・催告通知・返還請求・退職通知などについて、現在の状況を確認したうえで、内容証明として整理できるかをご案内します。
※ご相談のみでも問題ありません。内容・相手方・送付目的を確認したうえで、進め方と費用の目安をご案内します。
退職後の源泉徴収票が届かず困っている方へ
退職したのに、会社から源泉徴収票が届かない。
転職先から源泉徴収票の提出を求められている。
確定申告で必要なのに、会社に依頼しても送ってもらえない。
このような場合、会社に対して源泉徴収票の発行・送付を求める内容証明を送ることを検討することがあります。
源泉徴収票は、退職後の手続きで必要になる重要な書類です。
転職先での年末調整、本人の確定申告、住宅ローン審査、各種収入確認、行政手続きなどで必要になることがあります。
会社が通常どおり対応してくれる場合は、メールや電話で依頼すれば足りることもあります。
しかし、退職後に会社と連絡が取りづらい場合や、何度依頼しても送ってくれない場合は、文書で正式に請求した方がよいケースがあります。
内容証明で送る目的は、会社を責めることではありません。
源泉徴収票の発行・送付を求めたこと、どこへ送ってほしいのか、いつまでに送ってほしいのかを明確にし、その請求内容を記録に残すことです。
退職後の源泉徴収票を求める場合は、必要な書類名、対象年分、送付先住所、送付期限を整理したうえで、冷静な文面にすることが大切です。
源泉徴収票は退職後の手続きで必要になる
源泉徴収票は、会社から受け取った給与や源泉徴収された所得税などを確認するための書類です。
退職後、転職先で年末調整を受ける場合、前職の源泉徴収票を提出するよう求められることがあります。
また、年内に再就職しなかった場合や、医療費控除・住宅ローン控除などで確定申告をする場合にも、源泉徴収票が必要になることがあります。
源泉徴収票が届かないと、次のような不都合が生じることがあります。
・転職先の年末調整に間に合わない
・確定申告の準備が進まない
・給与額や源泉徴収税額を確認できない
・退職後の収入証明として提出できない
・会社へ何度も連絡しなければならない
退職後の書類の中でも、源泉徴収票は多くの人に関係する書類です。
離職票や退職証明書は必要な人と不要な人が分かれることがありますが、源泉徴収票は転職や確定申告の場面で必要になりやすいです。
会社から送られてこない場合は、まずメールや電話などで依頼することが一般的です。
ただし、会社が対応してくれない場合や、依頼した記録を残したい場合には、内容証明で請求することを検討できます。
内容証明で源泉徴収票を求める意味
源泉徴収票を会社に求める方法は、内容証明だけではありません。
メール、電話、LINE、会社の問い合わせフォーム、普通郵便などで依頼することもあります。
会社との関係が通常どおりであれば、まずはメールなどで依頼すれば足りるケースも多いです。
しかし、会社が源泉徴収票を送ってくれない場合や、依頼しても返答がない場合は、内容証明で請求することを検討する意味があります。
内容証明で送ることで、いつ、どのような内容の文書を、誰から誰宛てに差し出したのかを記録に残しやすくなります。
源泉徴収票の請求では、次のような内容を明確にすることがあります。
・源泉徴収票の発行・送付を求めること
・対象となる年分
・給与所得の源泉徴収票であること
・退職日
・送付先住所
・送付期限
・すでに依頼している場合はその経緯
普通郵便や電話だけでは、後から「そのような依頼は受けていない」と言われる可能性があります。
メールやLINEでも記録は残りますが、会社が返信しない場合、受け取ったかどうかが不安になることがあります。
内容証明は、源泉徴収票の発行・送付を求めた事実を記録に残すための方法の一つです。
給与所得の源泉徴収票と退職所得の源泉徴収票を区別する
源泉徴収票といっても、通常の給与に関するものと、退職金に関するものがあります。
退職後に多くの人が必要とするのは、給与所得の源泉徴収票です。
これは、退職した年にその会社から支払われた給与、賞与、源泉徴収税額などを確認するための書類です。
転職先の年末調整や、本人の確定申告で必要になることがあります。
一方で、退職金の支払いを受けた場合は、退職所得の源泉徴収票も関係します。
退職金がない場合は、退職所得の源泉徴収票は通常問題になりません。
内容証明で請求する場合は、どの源泉徴収票を求めているのかを明確にしましょう。
たとえば、単に「源泉徴収票を送ってください」と書くよりも、次のように整理した方が分かりやすいです。
・令和〇年分の給与所得の源泉徴収票
・退職金の支払いがある場合は、退職所得の源泉徴収票
・すでに発行済みであれば再送付または写しの送付
特に、退職金が支払われている場合や、会社からどの書類が送られていないのか分かりにくい場合は、書類名を正確に整理することが大切です。
会社側が対応しやすい文面にするためにも、対象年分と書類名を具体的に記載しましょう。
送付先住所と送付期限を明確に書く
源泉徴収票を内容証明で求める場合は、送付先住所と送付期限を明確に書くことが大切です。
退職後に引っ越している場合、会社が把握している住所が古いことがあります。
会社が旧住所へ源泉徴収票を送ってしまうと、本人の手元に届かない可能性があります。
そのため、内容証明では、現在の送付先住所を明記しましょう。
また、送付期限も整理します。
「早急に送ってください」だけでは、いつまでに対応してほしいのか分かりにくいことがあります。
たとえば、次のような形で期限を記載することがあります。
・本書到達後〇日以内
・令和〇年〇月〇日まで
・転職先への提出期限に間に合うように
ただし、短すぎる期限を設定すると、会社側が対応できず、かえってやり取りが増える可能性があります。
現実的に対応できる期限を設定することが大切です。
源泉徴収票が必要な理由が明確な場合は、文面に簡潔に入れることもあります。
たとえば、「転職先での年末調整に必要なため」や「確定申告に必要なため」といった内容です。
ただし、詳しい事情を長く説明する必要はありません。
内容証明では、必要な書類、送付先、送付期限を明確にすることを優先しましょう。
会社にすでに依頼している場合は経緯を整理する
会社にすでに源泉徴収票の送付を依頼している場合は、その経緯を整理しておくとよいです。
たとえば、メールで依頼したのか。
LINEで依頼したのか。
電話で依頼したのか。
会社から返答があったのか。
送ると言われたが届いていないのか。
このような状況によって、内容証明の文面は変わります。
内容証明では、過去の経緯を細かくすべて書く必要はありません。
しかし、すでに依頼しているにもかかわらず届いていない場合は、簡潔に経緯を入れることがあります。
・〇年〇月〇日にメールで送付を依頼した
・〇年〇月〇日に電話で送付を依頼した
・会社から送付予定との回答があったが、本書作成時点で未着である
・退職後、源泉徴収票がまだ届いていない
このように整理すると、会社に対して改めて正式に請求していることが分かりやすくなります。
源泉徴収票以外の退職後書類も必要か確認する
退職後に会社へ書類を求める場合、源泉徴収票以外の書類も必要になることがあります。
たとえば、次のような書類です。
・離職票
・退職証明書
・雇用保険被保険者証
・健康保険資格喪失証明書
・給与明細
・最終給与の明細
・退職金に関する書類
源泉徴収票だけを求めれば足りる場合もあります。
一方で、失業給付の手続きをする場合は離職票が必要になることがあります。
転職先や各種手続きで、退職証明書や健康保険資格喪失証明書が必要になることもあります。
ただし、一つの内容証明に多くの書類を詰め込みすぎると、文面が長くなり、目的が分かりにくくなることがあります。
源泉徴収票を求める内容証明として作成するのか。
退職後の必要書類一式を求める通知書として作成するのか。
この点を整理しましょう。
源泉徴収票だけが急ぎで必要な場合は、源泉徴収票の請求に絞った方が分かりやすいことがあります。
一方で、離職票や退職証明書も届いていない場合は、必要書類を一覧にしてまとめて請求することも考えられます。
行政書士に相談する場合は、どの書類を求めるべきかを整理したうえで、文案を作成するとスムーズです。
感情的な表現や強すぎる文面は避ける
退職後に源泉徴収票を会社が送ってくれない場合、会社への不満が強くなることがあります。
転職先に提出できず困っている。
確定申告の準備が進まない。
何度連絡しても返事がない。
このような状況では、内容証明の文面も強くなりやすいです。
しかし、源泉徴収票を求める内容証明では、感情的な表現や強すぎる文面は避けた方がよいです。
たとえば、次のような表現には注意が必要です。
・会社の対応は悪質です
・源泉徴収票を出さないのは嫌がらせです
・このままでは責任を取ってもらいます
・法的措置を取ります
・関係機関へ通報します
このような表現を入れると、会社側が反発し、必要書類の送付という本来の目的から話がずれることがあります。
内容証明の目的は、源泉徴収票の発行・送付を求めることです。
文面では、対象年分、書類名、送付先住所、送付期限を明確にし、事務的に依頼する方が伝わりやすくなります。
たとえば、「令和〇年分の給与所得の源泉徴収票を、下記住所宛てに、本書到達後〇日以内にご送付ください」といった形です。
会社が対応しやすい文面に整えることが大切です。
行政書士に相談する場合の確認ポイント
退職後の源泉徴収票を求める内容証明を送りたい場合は、行政書士に文案作成を相談することができます。
行政書士は、源泉徴収票の発行・送付を求める通知書や内容証明の文案作成を中心にサポートできます。
相談時には、まず現在の状況を整理します。
退職日はいつか。
源泉徴収票はまだ届いていないのか。
会社にすでに依頼しているのか。
いつ、どの方法で依頼したのか。
会社から返答はあったのか。
転職先や確定申告でいつまでに必要なのか。
現在の送付先住所はどこか。
このような事情によって、内容証明の文案は変わります。
相談時に準備しておくとよい資料は、次のようなものです。
・退職日が分かる資料
・雇用契約書
・労働条件通知書
・給与明細
・会社の住所が分かる資料
・会社とのLINEやメール
・過去に源泉徴収票を依頼した履歴
・転職先や提出先からの案内
・送付先住所
・必要な書類名の一覧
行政書士に相談するメリットは、どの書類を、どこへ、いつまでに送ってほしいのかを整理し、内容証明として分かりやすい文面に整えられる点です。
また、源泉徴収票だけでなく、離職票、退職証明書、健康保険資格喪失証明書など、他の退職後書類も必要かどうかを整理しやすくなります。
まとめ
退職後に源泉徴収票が届かない場合は、会社に発行・送付を求める必要があります。
源泉徴収票は、転職先での年末調整、本人の確定申告、各種収入確認などで必要になる重要な書類です。
会社が通常どおり対応してくれる場合は、メールや電話で依頼すれば足りることもあります。
しかし、退職後に何度依頼しても送ってくれない場合や、会社と連絡が取りづらい場合は、内容証明で請求することを検討できます。
内容証明で送ることで、いつ、どのような内容の文書を、誰から誰宛てに差し出したのかを記録に残しやすくなります。
源泉徴収票を求める内容証明では、対象年分、書類名、送付先住所、送付期限を明確に書くことが大切です。
「源泉徴収票を送ってください」とだけ書くよりも、「令和〇年分の給与所得の源泉徴収票を、下記住所宛てに、本書到達後〇日以内にご送付ください」といった形で整理すると分かりやすくなります。
また、退職金がある場合は、給与所得の源泉徴収票とは別に、退職所得の源泉徴収票が関係することがあります。
必要な書類の種類を確認したうえで、文案を作成しましょう。
会社にすでに依頼している場合は、依頼日や依頼方法、会社からの返答の有無を整理しておくと、内容証明の文面を作りやすくなります。
ただし、会社への不満や感情的な表現は書きすぎないようにしましょう。
内容証明の目的は、会社を責めることではなく、源泉徴収票の発行・送付を求める意思を記録に残すことです。
「退職後の源泉徴収票が届かない」
「会社に依頼しても送ってくれない」
「転職先や確定申告で必要なので、内容証明で正式に求めたい」
このような場合は、退職日、必要な源泉徴収票の種類、対象年分、会社への依頼履歴、送付先住所、提出期限を整理し、内容証明でどのように請求すべきか確認するところから始めましょう。
ご相談から内容証明作成・発送までの流れ
内容証明は、ただ強い言葉を書けばよいものではありません。
送る目的、相手方との関係、請求内容、証拠の有無などを確認したうえで、文案を整理して進めます。
無料相談・状況確認
まずは、どのような相手に、何を伝えたいのかを確認します。契約解除、催告、返還請求、退職通知など、内容証明を検討している理由を整理します。
資料・事実関係の確認
契約書、請求書、LINE、メール、領収書、相手方とのやり取りなど、文案作成に必要な資料を確認します。
対応範囲・費用のご案内
内容証明として整理できる内容か、行政書士として対応できる範囲かを確認したうえで、費用の目安をご案内します。
文案作成
感情的な表現を避け、通知したい内容、請求内容、期限、今後の対応などを内容証明に適した形で整理します。
内容確認・修正
作成した文案をご確認いただき、事実関係や希望内容に合わせて必要な修正を行います。
発送手続き・控えのご案内
内容証明の発送方法、配達証明、控えの保管方法などをご案内します。発送サポートが必要な場合もご相談いただけます。
送付後の注意点のご案内
相手方から連絡が来た場合、すぐに感情的に返信せず、内容を確認したうえで次の対応を整理することが大切です。
※相手方との交渉、紛争対応、訴訟対応、損害賠償請求の代理などが必要になる場合は、対応できる範囲が異なります。当事務所では、内容証明の文案作成・通知書作成を中心にサポートします。
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※手続内容によって対応方法が異なる場合があります。詳しくはご相談時にご案内します。
内容証明の作成でお困りの方へ
「この内容でも送れる?」「どう書けばよいか分からない」という段階でも構いません。
契約解除通知・催告通知・返還請求・退職通知などについて、
現在の状況を確認したうえで、内容証明として整理できるかをご案内します。
内容証明作成
16,500円~(税込)
※内容・ボリュームにより変動します。正式な費用は事前にご案内します。
「どこまで書いてよい?」「この内容でも送れる?」という段階でも、感情的な表現を避け、内容証明に適した形で文案を整理します。
※ご相談のみでも問題ありません。現在の状況を確認したうえで、進め方をご案内します。


