第18回小規模事業者持続化補助金の公募スケジュールを行政書士がわかりやすく解説。申請準備の流れや注意点、申請期限に間に合わせるためのポイントもまとめました。
1. 第18回公募の概要
小規模事業者持続化補助金は、販路開拓や業務効率化の取り組みに対して国が支援する制度です。
現在は「第18回」の公募が行われており、採択件数も多く、注目度の高い募集となっています。
補助金額は通常枠で上限50万円、特別枠では最大200万円となり、設備投資や広告宣伝など幅広く活用できます。
2. 申請スケジュール
第18回公募の主なスケジュールは以下の通りです。
- 公募開始:2025年10月3日(金)
- 申請締切:2025年11月28日(金)17:00(電子申請)
- 事業支援計画書(様式4)発行の受付締切:2025年11月18日(火)
- 採択結果発表:2026年3月予定
※日程は公式の「公募要領」で必ず確認が必要です。
3. 申請準備で必要なこと
第18回に申請するためには、以下の準備が必要です。
- gBizIDプライムの取得(電子申請必須。発行に2〜3週間かかる場合あり)
- 事業計画書の作成(経営課題、取組内容、効果を具体的に記載)
- 商工会・商工会議所の事前確認(確認書の発行が必要)
- 必要書類の収集(決算書、確定申告書、登記簿謄本など)
4. 締切に間に合わせるための注意点
- 商工会・商工会議所の確認は申請直前では間に合わないことが多いため、締切の1か月前には依頼するのが安心です。
- gBizIDを持っていない場合は、申請書類の前に必ず取得を進める必要があります。
- 電子申請はサーバーが混み合い、締切直前にトラブルが発生することもあるため、余裕を持った提出が重要です。
5. 採択後の流れ
採択された場合でも、すぐに補助金が入金されるわけではありません。
- 交付申請を行い、補助対象経費の内容を確定
- 事業実施(機械導入や広告配信など)
- 実績報告書提出(領収書・契約書の添付が必要)
- 中小企業庁の審査を経て、補助金が入金
実際に入金されるのは、採択から半年以上先になるケースも珍しくありません。資金繰りには注意しましょう。
6. よくある質問
Q. 1事業者で複数回申請できますか?
→ 公募回ごとに申請は可能ですが、同一事業での重複は不可です。
Q. 第17回からの変更点はありますか?
→ 補助金額や特別枠の条件が見直されることがあります。必ず最新の公募要領を確認してください。
Q. 採択率はどのくらいですか?
→ 回によって変動しますが、例年30〜50%程度とされています。
7. まとめ
第18回持続化補助金は、販路開拓や業務効率化を目指す小規模事業者にとって大きなチャンスです。
ただし、申請には期限があり、準備不足で間に合わないケースも多く見られます。
余裕を持ってgBizIDや商工会・商工会議所への依頼を進め、確実に申請を行いましょう。
坂下行政書士事務所では、事業計画書の作成から実績報告まで一貫してサポートしています。
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