ブログ

持続化補助金はいくらもらえる?通常枠と特別枠の違いを徹底解説【2025年最新版】

小規模事業者持続化補助金の補助金額は最大200万円。通常枠と特別枠の違い、補助率、自己負担額の目安を行政書士がわかりやすく解説します。

1. 持続化補助金の補助金額とは?

小規模事業者持続化補助金は、「販路開拓」や「業務効率化」にかかる経費の一部を国が補助してくれる制度です。
最大の特徴は 補助金額に上限が設定されていること で、申請枠によって上限額が異なります。

基本は 通常枠:最大50万円、特別枠では条件に応じて 最大200万円 まで補助を受けられる場合があります。


2. 通常枠の補助金額と補助率

通常枠では以下のルールが適用されます。

  • 補助率:対象経費の2/3
  • 上限額:50万円

たとえば75万円の経費を使った場合、2/3である50万円が補助され、自己負担は25万円となります。

小規模事業者にとっては「まずは小さく取り組みたい」場合に適した枠といえます。


3. 特別枠の種類と上限額

特別枠では、取り組み内容に応じて上限額が拡大されます。代表的なものは以下のとおりです。

  • 賃金引上げ枠:最大200万円
  • 卒業枠(従業員数を増やして小規模から中小企業へ成長):最大200万円
  • 後継者支援枠:最大200万円
  • 創業枠:最大200万円
  • インボイス枠:100万円(通常枠より上限額が増加)

これらは、国が重点的に推進するテーマに沿った事業計画であることが条件です。


4. 通常枠と特別枠の違いを比較

項目通常枠特別枠
補助率2/32/3(枠により加算要素あり)
上限額50万円100〜200万円
対象者小規模事業者全般賃金引上げ、後継者育成、卒業など条件付き
難易度比較的易しい条件を満たさないと申請不可

特別枠を狙う場合は「事業の方向性」が明確である必要があります。


5. 補助金額シミュレーション例

  • 通常枠の場合
     経費総額:60万円 → 補助金:40万円 → 自己負担:20万円
  • 特別枠(賃金引上げ枠)
     経費総額:300万円 → 補助金:200万円 → 自己負担:100万円

このように、特別枠を活用するとより大きな投資が可能になります。


6. 申請時に注意すべきポイント

  • 補助対象経費を正しく計上すること(対象外経費を混ぜない)
  • 特別枠は「条件証明」が必要(例:賃金台帳、雇用計画など)
  • 補助金額は「支出後の精算払い」方式のため、一時的に全額を自己資金で立て替える必要がある

7. よくある質問

Q. 特別枠の方が必ず採択率は高いですか?
→ 条件を満たさない場合は申請自体ができません。採択率は通常枠と大きな差はなく、「事業計画の完成度」で決まります。

Q. 通常枠で申請しても、後から特別枠に変更できますか?
→ 基本的にはできません。最初の申請段階で選択が必要です。

Q. 個人事業主でも特別枠に応募できますか?
→ はい。ただし要件(賃金引上げ、インボイス対応など)を満たす必要があります。


8. まとめ

持続化補助金は「通常枠」であれば50万円が上限ですが、「特別枠」を活用すれば最大200万円まで補助されます。
事業の方向性や経営課題に応じて、自社に最適な枠を選択することが重要です。

ただし、申請には複雑な条件確認や証拠資料が必要です。確実に採択を狙いたい場合は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。

名古屋・愛知で持続化補助金をお考えの方へ
坂下行政書士事務所では、事業計画書の作成から実績報告まで一貫してサポートしています。
📞 052-887-4165(平日9:00〜18:00/土日祝も予約対応)
補助金を活用して販路拡大や業務効率化を実現しましょう。
持続化補助金の相談をする

関連記事

  1. 持続化補助金申請に必須!gBizIDの取得方法と注意点【行政書士…

  2. 第18回持続化補助金の最新スケジュールまとめ

  3. 持続化補助金で採択された事業計画の成功パターン解説【行政書士の視…

  4. 持続化補助金で不採択になる事例と原因【申請前に知っておくべきポイ…

  5. 持続化補助金の補助対象経費で使えるもの・使えないもの【最新解説】…

  6. 小規模事業者持続化補助金とは?制度の基本を行政書士がわかりやすく…

  7. 持続化補助金はいつ入金される?資金繰りで注意すべきポイント【行政…

  8. 持続化補助金で採択率を高める「取組内容」の書き方【行政書士が解説…

PAGE TOP