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持続化補助金「広告宣伝費」を活用した成功事例と活用ポイント

持続化補助金で最も活用される経費のひとつ「広告宣伝費」。具体的な成功事例と、申請時の注意点を行政書士が解説します。

1. 広告宣伝費とは?

広告宣伝費とは、自社の商品やサービスを広く周知し、新規顧客を獲得するために使う費用のことです。
持続化補助金では、補助対象経費の中でも特に利用される割合が高く、多くの小規模事業者が申請に活用しています。


2. 持続化補助金での広告宣伝費の位置づけ

補助金の趣旨は「販路開拓や業務効率化」です。
広告宣伝費はまさに販路開拓の中心となる経費であり、以下のような用途が代表的です。

  • チラシ・パンフレットの作成・配布
  • ホームページ制作、LP制作
  • インターネット広告(Google広告、SNS広告など)
  • 看板やのぼりの設置
  • 動画制作・配信

3. 広告宣伝費の成功事例

事例①:飲食店の新規顧客獲得

  • 課題:常連客中心で新規顧客が少ない
  • 取組:Instagram広告とテイクアウト用チラシを作成
  • 効果:若年層の新規顧客が増え、売上前年比120%を達成

事例②:建設業の販路拡大

  • 課題:法人取引先が限定的
  • 取組:業界誌への広告掲載+専門サイトへのバナー広告
  • 効果:新規法人からの問い合わせが月5件以上増加

事例③:美容サロンのリピート強化

  • 課題:単発利用が多くリピーター定着率が低い
  • 取組:Web広告に加え、LINE公式アカウントを開設しリピーター施策を実施
  • 効果:再来店率が20%改善、固定客基盤を確立

4. 申請時の注意点

  • 課題と施策を結びつけることが重要
     例:「新規顧客獲得が課題 → SNS広告を活用する」
  • 広告内容が補助対象事業に関連していること
     別事業や汎用的な広告は対象外
  • 見積書を複数取得して根拠を示す
     相見積もりが望ましい
  • 効果を数値で予測する
     「アクセス数を前年比150%」「新規顧客30人増加」など具体的に示す

5. まとめ

広告宣伝費は、持続化補助金で最も利用される費用のひとつです。
成功事例に共通するのは「課題 → 取組 → 効果」の流れが明確であり、補助金の趣旨に合致している点です。

単に広告を出すだけではなく、具体的な課題解決の手段として広告を位置づけることで、採択率が高まります。

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