古物商許可は、警察署に申請する数少ない営業許可のひとつです。
本記事では行政書士が、申請から許可までの流れ・期間の目安・警察署で実際に行われることを、実務ベースで解説します。
目次
1. 古物商許可の申請先と全体像
古物商許可の申請先は、
主たる営業所を管轄する警察署です。
大まかな流れは次のとおりです。
- 事前確認(要否判断・要件整理)
- 必要書類の収集
- 警察署へ申請
- 審査
- 許可通知
オンライン申請ではなく、原則は窓口申請となります。
2. 申請前に行うべき事前確認
申請前の整理が不足していると、
後から補正・差し戻しが発生しやすくなります。
◎ 事前確認の主なポイント
- 古物商許可が必要か
- 個人・法人どちらで申請するか
- 営業所の要件を満たすか
- 管理者の選任は必要か
この段階での判断ミスが、期間延長の原因になります。
3. 警察署での申請手続きの流れ
警察署では、次の流れで手続きが進みます。
■ 手続きの基本
- 申請書の提出
- 添付書類の確認
- 簡単なヒアリング
混雑状況によっては、
事前予約を求められる警察署もあります。
書類が整っていれば、
申請自体は30分前後で完了することが多いです。
4. 申請から許可までの期間目安
標準的な処理期間は、
申請受理から約40日程度です。
ただし、次の場合は長引きます。
- 書類不備がある
- 追加確認が入る
- 繁忙期(年度替わり等)
反対に、事前整理が十分な場合は、
比較的スムーズに進行します。
5. 警察署で実際に聞かれること
警察署でのヒアリング内容は、
難しいものではありませんが、実態の説明が重要です。
◎ よく聞かれる内容
- 何を扱う予定か
- 仕入れ方法
- 販売方法(店頭・ネット等)
- 営業時間
- 管理体制
回答内容と申請書の記載にズレがあると、
確認が入る原因になります。
6. 申請後にやるべき準備
許可が下りるまでの期間も、
次の準備は進めておくと効率的です。
- 標識(プレート)の準備
- 古物台帳(取引記録)の整備
- 運用ルールの確認
許可取得後は、
すぐに営業開始できる状態を作れます。
7. スムーズに進めるためのポイント
古物商許可は、
書類そのものより事前整理の質で差が出ます。
■ 重要なポイント
- グレーな点を残さない
- 書類と実態を一致させる
- 管理者・営業所の説明を整理
行政書士の事前確認で、
差し戻しを避けた進行が可能になります。
8. まとめ|流れを知れば不安は減る
古物商許可は、
流れと期間を把握していれば、過度に難しい手続きではありません。
ただし、
警察署特有の確認ポイントがあるため、
事前整理が結果を左右します。


