持続化補助金の採択率を大きく左右する事業計画書。よくある失敗例と、その回避方法を行政書士がわかりやすく解説します。愛知・名古屋での申請サポートも対応中。
1. 事業計画書の重要性
小規模事業者持続化補助金の申請において、最も重要な書類が「事業計画書」です。
この書類は単なる形式的なものではなく、審査員が事業の可能性を判断する基準となるため、内容次第で採択・不採択が決まります。
2. よくあるミス一覧
持続化補助金の事業計画書で多いミスは以下の通りです。
- 経営課題が抽象的で具体性がない
- 数値目標が記載されていない
- 補助対象経費と取組内容のつながりが不明確
- 強み・弱みの分析が不十分
- 他社との差別化が見えない
- 誤字脱字、表現の不統一
- 商工会議所への確認が遅れて間に合わない
3. 具体的な失敗例と回避策
失敗例①:経営課題が曖昧
「売上を増やしたい」「顧客を増やしたい」といった表現だけでは不十分です。
→回避策:具体的に「新規顧客獲得が課題。現状は来店者の80%がリピーターで、新規顧客が全体の20%に留まっている」と数値を示す。
失敗例②:数値目標がない
「売上アップを目指す」という表現は抽象的です。
→回避策:「売上を前年比120%にする」「来客数を月50人増やす」など定量的に書く。
失敗例③:取組と経費の関係が不明確
「ホームページ制作費」に補助金を使いたいのに、計画書では「新商品開発」としか書かれていないケース。
→回避策:取組と経費を必ずリンクさせて説明する。
失敗例④:強み・弱みが表面的
「強み:地域密着」「弱み:人手不足」だけでは説得力に欠けます。
→回避策:売上データや顧客アンケートを基に具体的に分析する。
失敗例⑤:差別化要素が弱い
「他社と同じサービスを提供している」では選ばれにくい。
→回避策:独自のノウハウ、地域限定サービス、デジタル活用など差別化ポイントを強調。
4. 計画書の構成と見せ方の工夫
- 段落ごとに見出しをつける:読みやすさを意識
- 図や表を活用:数値をグラフ化して視覚的に示す
- ストーリー性を持たせる:「現状の課題 → 取組内容 → 期待される効果」の流れで記載
- 文字数を意識:公募要領で求められる字数を満たしつつ、冗長にならないよう整理
5. 行政書士に依頼するメリット
- 採択率が高まる「見せ方」のノウハウがある
- 経営課題や強みを客観的に整理できる
- 締切に合わせたスケジュール管理ができる
- 採択後の実績報告まで見据えた計画作成が可能
6. まとめ
持続化補助金の事業計画書は、採択のカギを握る重要な書類です。
よくあるミスを避け、具体的かつ説得力のある計画書を作成することが成功への第一歩となります。
自分だけで作成するのが不安な場合は、行政書士のサポートを受けることで確実に前進できます。
坂下行政書士事務所では、事業計画書の作成から実績報告まで一貫してサポートしています。
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