古物商許可申請の相談前に準備するものを行政書士が解説します。販売予定の商品、仕入れ方法、営業所、自宅・賃貸物件、個人・法人の違い、必要書類、ネット販売のURL、費用や申請時期など、相談前に整理しておくとスムーズな内容をわかりやすく説明します。
古物商許可の申請を検討中の方へ
「自分に古物商許可が必要か分からない」という段階でもご相談いただけます。
せどり・メルカリ・ヤフオク・中古品販売・リユース事業などを始める場合、古物商許可が必要になることがあります。
自宅や賃貸物件で申請できるか、個人と法人のどちらで申請すべきか、必要書類や費用の目安も含めてご案内します。
※ご相談のみでも問題ありません。許可の必要性、営業所の考え方、必要書類、申請までの流れを確認できます。
古物商許可の相談前に準備しておくとよいもの
古物商許可申請を行政書士に相談するとき、事前にすべての書類をそろえておく必要はありません。
むしろ、最初の相談では「自分に古物商許可が必要か分からない」「何を準備すればよいか知りたい」という段階でも問題ありません。
ただし、相談前にある程度の情報を整理しておくと、許可の必要性や申請方針を判断しやすくなります。
古物商許可は、申請書を書くだけの手続きではありません。
どのような商品を扱うのか。
どこから仕入れるのか。
個人で申請するのか、法人で申請するのか。
営業所をどこにするのか。
ネット販売を行うのか。
このような内容によって、必要書類や申請の進め方が変わります。
そのため、相談前には、申請書類そのものよりも、事業内容と営業方法を整理しておくことが大切です。
この記事では、古物商許可申請の相談前に準備しておくとよいものを、実務上の確認ポイントに分けて解説します。
準備1:販売予定の商品を整理する
最初に準備しておきたいのは、販売予定の商品です。
古物商許可では、どのような古物を取り扱うのかを確認します。
たとえば、古着、ブランド品、時計、宝石、バッグ、中古家電、スマートフォン、パソコン、ゲーム機、書籍、トレーディングカード、中古車、中古バイク、自転車など、取り扱う商品によって申請書の記載内容が変わります。
相談前には、次のように整理しておくとスムーズです。
- 主に販売する予定の商品
- 今後取り扱う可能性がある商品
- 中古品か、新品か、新古品か
- 店舗販売か、ネット販売か
- 買取を行う予定があるか
ここが曖昧なままだと、取り扱う古物の区分を判断しにくくなります。
「今は古着だけだが、将来的にブランド品も扱いたい」
「最初はトレカ中心だが、中古ゲームも販売するかもしれない」
このような予定がある場合も、相談時に伝えておくとよいでしょう。
販売予定の商品を整理しておくことで、古物商許可が必要になる可能性や、申請時に選択すべき区分を確認しやすくなります。
準備2:仕入れ方法を確認する
次に、仕入れ方法を整理しておきましょう。
古物商許可が必要かどうかを判断するうえで、何を売るかだけでなく、どのように仕入れるかも重要です。
自宅にある不要品を一時的に処分するだけであれば、古物商許可が不要なケースもあります。
一方で、販売目的で中古品を仕入れて継続的に販売する場合は、古物商許可が必要になる可能性があります。
相談前には、次のような点を確認しておくとよいです。
- どこから商品を仕入れる予定か
- 個人から買い取るのか
- リサイクルショップや古物市場から仕入れるのか
- フリマアプリやオークションサイトから仕入れるのか
- 海外から仕入れる予定があるか
- 仕入れた商品を継続的に販売する予定があるか
特に、せどり、メルカリ販売、ヤフオク販売、ネットショップ販売を予定している場合は、仕入れ方法と販売方法をセットで確認する必要があります。
「不要品販売なのか」
「販売目的の仕入れなのか」
この違いは、古物商許可の必要性を考えるうえで大切です。
自己判断で進める前に、仕入れ方法を整理して相談すると、許可の必要性を確認しやすくなります。
準備3:個人申請か法人申請かを考える
古物商許可は、個人で申請するのか、法人で申請するのかによって手続きが変わります。
相談前に、どちらで事業を行う予定かを考えておきましょう。
個人事業として中古品販売を行う場合は、個人名義で申請することが考えられます。
一方で、株式会社や合同会社などの法人として中古品販売やリユース事業を行う場合は、法人名義で申請します。
ここで注意したいのは、個人で取得した古物商許可を、そのまま法人で使えるわけではないという点です。
最初は個人で小さく始めるのか、法人として本格的に始めるのかによって、申請方針が変わります。
法人申請の場合は、法人の登記事項証明書、定款、役員、管理者などを確認します。
役員が複数いる場合は、その分だけ必要書類や確認事項が増えます。
相談前には、次の点を整理しておくとよいでしょう。
- 個人事業として始める予定か
- 法人として始める予定か
- すでに法人を設立しているか
- 法人の役員は何名いるか
- 管理者になる予定の人は誰か
- 将来的に法人化する予定があるか
まだ決まっていない場合でも問題ありません。
相談時に、現在の状況と今後の予定を伝えれば、個人申請と法人申請のどちらが合っているかを整理しやすくなります。
準備4:営業所にする場所を確認する
古物商許可申請では、営業所をどこにするかが重要です。
営業所は、古物営業を管理する場所として申請書に記載します。
自宅、賃貸マンション、店舗、事務所、法人の本店所在地など、営業所にする場所によって確認すべき内容が変わります。
相談前には、営業所として考えている場所を整理しておきましょう。
- 営業所にする予定の住所
- 自宅か、店舗か、事務所か
- 持ち家か、賃貸物件か
- 法人申請の場合、本店所在地と営業所が同じか
- 商品の保管場所はどこか
- 帳簿や書類を管理する場所はどこか
古物商許可の営業所は、単に住所があればよいというものではありません。
古物営業を管理する場所として説明できる実態が必要です。
ネット販売のみの場合でも、営業所の考え方は重要です。
「店舗を持たないから営業所はいらない」というわけではありません。
営業所の確認を後回しにすると、申請直前で手続きが止まることがあります。
特に、自宅や賃貸物件で申請したい場合は、早めに相談しておくと安心です。
準備5:自宅・賃貸物件の場合の資料を用意する
自宅や賃貸物件を営業所にしたい場合は、物件に関する資料を準備しておくと相談がスムーズです。
持ち家の場合は、営業所として使う場所、商品の保管場所、帳簿の管理場所などを説明できるようにしておきましょう。
賃貸物件の場合は、賃貸借契約書の内容が重要です。
居住用物件を営業所として使う場合、契約書で事業利用が禁止されていないか、管理会社や貸主の承諾が必要かを確認する必要があります。
相談前に、次のような資料を用意できると確認しやすくなります。
- 賃貸借契約書
- 物件の使用目的が分かる部分
- 管理会社や貸主の連絡先
- 営業所として使う部屋やスペースの説明
- 法人申請の場合、法人が使用できることが分かる資料
必ずしも最初の相談時点で、すべての資料が必要というわけではありません。
ただ、賃貸物件の場合は、営業所として使えるかどうかで申請方針が変わることがあります。
「ネット販売だけだから大丈夫」と思っていても、営業所として申請する以上、契約内容の確認は重要です。
物件を契約する前、または申請準備を始める前に確認しておくと、後からの手戻りを防ぎやすくなります。
準備6:ネット販売・URLの有無を整理する
ネット販売を行う予定がある場合は、URLに関する情報も整理しておきましょう。
古物商許可では、ホームページ等を利用して古物取引を行う場合、URL届出が必要になることがあります。
相談前には、次のような点を確認しておくとよいです。
- ネット販売を行う予定があるか
- 自社ホームページを使うのか
- ネットショップを使うのか
- オークションサイトやECサイトを使うのか
- 申請時点でURLが決まっているか
- URLの使用権限を説明できる資料があるか
- 許可後にネット販売を始める予定か
自社サイトを使う場合は、ドメインの契約情報や管理画面など、URLを使用する権限を説明できる資料が必要になることがあります。
ネットショップサービスを利用する場合は、実際に販売ページとして使うURLを確認します。
また、まだURLが決まっていない場合でも、ネット販売を予定していることは相談時に伝えておきましょう。
申請時点でURL届出をするのか、許可後に届出をするのか、進め方を整理する必要があります。
せどり、メルカリ、ヤフオク、ネットショップ、中古品ECなどを予定している場合は、販売方法を具体的に伝えることで、申請内容を整理しやすくなります。
準備7:営業開始時期と希望スケジュールを確認する
古物商許可申請では、営業開始時期から逆算して準備することが大切です。
申請書類を提出しても、その日に許可が出るわけではありません。
警察署への申請後、審査期間を経て許可証が交付されます。
また、申請前にも、必要書類の取得、営業所の確認、申請書類の作成、URL届出の確認などに時間がかかります。
相談前には、次のスケジュールを整理しておきましょう。
- いつから中古品販売を始めたいか
- 店舗オープン日が決まっているか
- ネットショップ公開日が決まっているか
- 仕入れ開始日が決まっているか
- 広告や告知を始める予定があるか
- 急ぎで申請したい事情があるか
営業開始日が近い場合は、早めに相談する必要があります。
行政書士に依頼しても、審査期間そのものを大幅に短縮できるわけではありません。
ただし、申請前の書類不備や確認漏れを減らすことで、余計な手戻りを防ぎやすくなります。
「来月から始めたい」「店舗オープン日が決まっている」という場合は、相談時に必ず伝えましょう。
相談時点で書類が全部そろっていなくてもよい
古物商許可申請の相談前に、すべての書類を完璧にそろえる必要はありません。
むしろ、自己判断で書類を取得すると、記載内容が不足して取り直しになることがあります。
たとえば、住民票は本籍の記載が必要になる場合があります。
身分証明書は、運転免許証やマイナンバーカードのコピーではなく、市区町村で取得する証明書を指すのが一般的です。
法人申請では、登記事項証明書、定款、役員や管理者に関する書類なども確認します。
相談前に最低限整理しておきたいのは、書類そのものよりも、事業内容と申請方針です。
- 何を販売する予定か
- どこから仕入れる予定か
- 個人か法人か
- 営業所をどこにするか
- ネット販売をするか
- いつから営業したいか
この情報が分かれば、必要書類や申請の進め方を案内しやすくなります。
「まだ資料がそろっていないから相談できない」と考える必要はありません。
分かる範囲で状況を伝え、必要書類はその後に整理していけば大丈夫です。
まとめ
古物商許可申請の相談前には、すべての書類をそろえておく必要はありません。
ただし、事業内容や営業方法を整理しておくと、相談がスムーズに進みます。
特に、次の内容を確認しておくとよいでしょう。
- 販売予定の商品
- 仕入れ方法
- 個人申請か法人申請か
- 営業所にする場所
- 自宅・賃貸物件の場合の契約内容
- ネット販売やURLの有無
- 営業開始時期や希望スケジュール
古物商許可は、申請書を書くだけの手続きではありません。
許可が必要かどうか、営業所として使える場所か、必要書類は何か、ネット販売のURL届出が必要か、個人と法人のどちらで申請するかなど、申請前に確認すべきことが多くあります。
自己判断で書類を集めると、住民票や身分証明書の取り直し、法人書類の不足、URL資料の準備漏れなどが起こることがあります。
そのため、最初の相談では、完璧な書類よりも、現在の状況を正確に伝えることが大切です。
「自分に古物商許可が必要か分からない」
「自宅や賃貸物件で申請できるか不安」
「ネット販売をする予定がある」
「個人と法人のどちらで申請すべきか迷っている」
このような段階でも、相談する意味はあります。
中古品販売、せどり、メルカリ、ヤフオク、リユース事業、ネット販売を始める予定がある場合は、営業開始前に余裕を持って確認しておきましょう。
相談前に事業内容を整理しておくことで、必要な手続き、費用の目安、申請までの流れが分かりやすくなります。
古物商許可申請をスムーズに進めたい場合は、まず販売予定の商品、仕入れ方法、営業所、ネット販売の有無から確認していくことが大切です。
ご相談から古物商許可申請までの流れ
古物商許可は、営業所の場所、個人・法人の違い、ネット販売の有無などによって準備する内容が変わります。
まずは現在の状況を確認し、必要な書類と申請までの流れを整理します。
無料相談・状況確認
何を販売する予定か、個人・法人どちらで申請するか、営業所をどこに置くか、ネット販売の有無などを確認します。
許可の必要性・申請方針の確認
現在の事業内容や販売予定から、古物商許可が必要になるか、どの区分で申請するかを整理します。
お見積もり・正式依頼
個人・法人、営業所の状況、URL届出の有無、役員数などを確認したうえで、正式な費用をご案内します。
必要書類のご案内
住民票、身分証明書、略歴書、誓約書、法人の場合の登記事項証明書・定款など、申請に必要な書類をご案内します。
申請書類の作成
申請内容を確認し、警察署へ提出する申請書類を作成します。ネット販売がある場合は、URL届出に関する資料も確認します。
警察署への申請・補正対応
管轄警察署への申請に向けて、提出書類を整えます。申請後に補正や追加確認があった場合も、対応できる範囲でサポートします。
許可後の注意点のご案内
許可取得後の標識掲示、古物台帳、変更届、URL届出、営業開始時の注意点などを必要に応じてご案内します。
※警察署への申請手数料19,000円、住民票・身分証明書等の取得費用は別途必要です。法人申請、役員が複数いる場合、営業所が複数ある場合、URL届出が必要な場合などは、内容に応じてお見積もりします。
古物商許可の申請でお困りの方へ
「古物商許可が必要か分からない」「自宅や賃貸でも申請できるのか不安」という段階でも構いません。
せどり・リユース・中古品販売・ネット販売などについて、
現在の状況を確認したうえで、必要な手続きや費用の目安をご案内します。
個人の新規申請
44,000円~(税込)
法人の新規申請
66,000円~(税込)
変更届・URL届出など
22,000円~(税込)
※警察署への申請手数料19,000円、住民票・身分証明書等の取得費用は別途必要です。内容・営業所・法人役員数・URL届出の有無などにより費用が変動する場合があります。
「まず何を準備すればいいか分からない」という段階でもご相談いただけます。
営業所・ネット販売・個人/法人の違いなど、現在の状況に合わせて進め方をご案内します。
※ご相談のみでも問題ありません。現在の状況をお伺いしたうえで、許可の必要性・申請の進め方・費用の目安をご案内します。
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