古物商許可取得までのスケジュールを行政書士が解説します。相談、許可の必要性確認、営業所確認、必要書類の準備、申請書作成、警察署への申請、審査期間、許可証交付、営業開始前の注意点まで、古物商許可の流れをわかりやすく説明します。
古物商許可の申請を検討中の方へ
「自分に古物商許可が必要か分からない」という段階でもご相談いただけます。
せどり・メルカリ・ヤフオク・中古品販売・リユース事業などを始める場合、古物商許可が必要になることがあります。
自宅や賃貸物件で申請できるか、個人と法人のどちらで申請すべきか、必要書類や費用の目安も含めてご案内します。
※ご相談のみでも問題ありません。許可の必要性、営業所の考え方、必要書類、申請までの流れを確認できます。
古物商許可は営業開始日から逆算して準備する
古物商許可を取得したい場合、まず意識したいのは「いつから営業を始めたいか」です。
古物商許可は、申請書を作成して提出したその日に許可が出る手続きではありません。
営業所を管轄する警察署へ申請し、審査を経て、許可証が交付されます。
そのため、店舗オープン日、ネットショップ公開日、仕入れ開始日、販売開始日が決まっている場合は、そこから逆算して準備を進める必要があります。
特に、せどり、メルカリ販売、ヤフオク販売、ネットショップ、中古品販売、古着販売、ブランド品販売、リユース事業などを始める方は、営業開始前に古物商許可の必要性を確認しておくことが大切です。
「販売を始めてから申請すればいい」と考えていると、許可が必要だった場合に営業開始が遅れる可能性があります。
また、古物商許可では、申請前に営業所、必要書類、個人・法人の違い、ネット販売のURL届出などを確認する必要があります。
これらの確認に時間がかかることもあるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
全体の目安は1か月半〜2か月程度で考える
古物商許可の取得までのスケジュールは、申請者の状況によって変わります。
営業所が明確で、必要書類もすぐに準備でき、申請内容がシンプルな場合は比較的スムーズに進みます。
一方で、賃貸物件の使用確認が必要な場合、法人役員が複数いる場合、ネット販売のURL届出が関係する場合、必要書類の取得に時間がかかる場合は、申請までに時間がかかることがあります。
目安としては、相談から書類準備・申請までに1〜2週間程度、警察署への申請後から許可証交付までに40日前後を見込んでおくと考えやすいです。
つまり、営業開始日が決まっている場合は、少なくとも1か月半〜2か月程度前には準備を始めた方が安心です。
もちろん、これはあくまで一般的な目安です。
書類不備や追加確認があると、さらに時間がかかることがあります。
行政書士に依頼する場合でも、審査期間そのものを大幅に短縮できるわけではありません。
ただし、申請前の確認漏れや書類不備を減らすことで、余計な手戻りを防ぎやすくなります。
ステップ1:許可が必要か確認する
最初のステップは、自分の事業に古物商許可が必要かどうかを確認することです。
中古品を扱うからといって、すべての場合に古物商許可が必要になるわけではありません。
自宅にある不要品を一時的に処分するだけであれば、古物商許可が不要なケースもあります。
一方で、販売目的で中古品を仕入れ、それを継続的に販売する場合は、古物商許可が必要になる可能性があります。
この確認では、次のような内容を整理します。
- 販売予定の商品
- 仕入れ方法
- 販売方法
- 継続的に販売する予定があるか
- 不要品販売か、事業としての販売か
せどり、古着販売、ブランド品販売、中古家電販売、トレーディングカード販売、ネットショップ販売などでは、仕入れ方法と販売方法をセットで確認することが重要です。
この段階で許可の必要性を整理しておくと、その後のスケジュールを組みやすくなります。
ステップ2:営業所・自宅・賃貸物件を確認する
古物商許可では、営業所をどこにするかが重要です。
営業所は、古物営業を管理する場所として申請書に記載します。
自宅、賃貸マンション、店舗、事務所、法人の本店所在地など、営業所にする場所によって確認すべき内容が変わります。
自宅で申請する場合は、帳簿や書類をどこで管理するのか、商品をどこに保管するのか、管理者は誰になるのかを整理します。
ネット販売中心の場合でも、営業所の確認は必要です。
「店舗がないから営業所はいらない」というわけではありません。
賃貸物件の場合は、賃貸借契約書の使用目的や、管理会社・貸主の承諾が問題になることがあります。
居住用物件を営業所として使う場合、契約上の制限を確認せずに進めると、申請直前で手続きが止まることがあります。
営業所の確認に時間がかかると、全体のスケジュールも遅れます。
自宅や賃貸物件で申請したい場合は、できるだけ早い段階で確認しておくことが大切です。
ステップ3:個人申請・法人申請を決める
次に、個人で申請するのか、法人で申請するのかを決めます。
個人事業として中古品販売を行う場合は、個人名義で申請することが考えられます。
一方で、株式会社や合同会社などの法人として中古品販売やリユース事業を行う場合は、法人名義で申請します。
ここで注意したいのは、個人で取得した古物商許可を、そのまま法人で使えるわけではないという点です。
最初は個人で始めるのか、最初から法人で行うのかによって、申請方針が変わります。
法人申請では、法人の登記事項証明書、定款、役員、管理者などを確認します。
役員が複数いる場合は、その人数分だけ必要書類や確認事項が増えます。
法人の書類準備に時間がかかることもあるため、法人申請の場合は特に早めの準備が必要です。
また、法人の事業目的に中古品販売や古物営業に関する内容が入っているかも確認しておくと安心です。
個人申請か法人申請か迷っている場合は、営業開始日が近づく前に方向性を決めておきましょう。
ステップ4:必要書類を準備する
申請方針が決まったら、必要書類を準備します。
古物商許可申請では、申請書だけでなく、複数の添付書類が必要です。
個人申請では、住民票、身分証明書、略歴書、誓約書などを準備します。
法人申請では、法人の登記事項証明書、定款、役員や管理者に関する書類なども確認します。
ここで間違いやすいのが、身分証明書です。
古物商許可でいう身分証明書は、運転免許証やマイナンバーカードのコピーではなく、市区町村で取得する証明書を指すのが一般的です。
また、住民票についても、本籍の記載が必要になる場合があります。
自己判断で書類を取得すると、記載内容が不足して取り直しになることがあります。
必要書類の準備には、数日から1週間程度かかることがあります。
法人役員が複数いる場合や、管理者が別にいる場合は、さらに調整が必要になることもあります。
行政書士に依頼する場合は、最初に必要書類の案内を受けてから取得すると、取り直しを防ぎやすくなります。
ステップ5:申請書類を作成する
必要書類の準備と並行して、申請書類を作成します。
古物商許可の申請書には、申請者の情報、営業所、管理者、取り扱う古物の区分、行商の有無、ホームページ利用の有無などを記載します。
申請書は、空欄を埋めるだけの書類ではありません。
実際の事業内容に合わせて、取扱品目や営業方法を整理して記載する必要があります。
たとえば、古着販売を行うのか、ブランド品を扱うのか、中古家電を扱うのか、中古車や中古バイクを扱うのかによって、確認すべき内容が変わります。
また、営業所以外で取引を行う予定がある場合は、行商の有無も確認します。
ネット販売を行う場合は、URL届出が必要になることがあります。
自社ホームページやネットショップを利用する場合は、URLの使用権限を説明できる資料が必要になるケースもあります。
申請書類の作成は、内容確認を含めて数日程度を見込んでおくと安心です。
申請内容が複雑な場合は、さらに時間がかかることがあります。
ステップ6:警察署へ申請し審査を待つ
申請書類と添付書類が整ったら、主たる営業所を管轄する警察署へ申請します。
申請時には、申請書類、添付書類、営業所、管理者、取扱品目、URLなどについて確認されます。
書類に不足や修正点がある場合は、補正や追加資料の提出が必要になることがあります。
申請が受理された後は、審査を経て許可証の交付を待ちます。
許可証が交付されるまでには一定の期間がかかります。
この期間中に、営業開始日が迫っている場合でも、審査期間そのものを大幅に短縮することは通常難しいです。
そのため、営業開始日から逆算して早めに申請することが重要です。
申請後に許可証が交付されたら、警察署で許可証を受け取ります。
ただし、許可証を受け取っただけで安心してはいけません。
営業開始前には、標識掲示、古物台帳、ネット販売時の表示事項、変更届が必要になる場面なども確認しておく必要があります。
営業開始前に確認しておきたいこと
古物商許可は、取得して終わりではありません。
許可証が交付された後も、営業開始前に確認しておきたいことがあります。
まず、営業所には標識を掲示する必要があります。
また、取引内容によっては、古物台帳の作成や保存も重要です。
古物を買い取る場合には、相手方確認などのルールも関係します。
ネット販売を行う場合は、ホームページ上の表示事項やURL届出の内容も確認しておきましょう。
許可後に営業所、氏名、住所、法人役員、管理者、URLなどに変更があった場合は、変更届が必要になることがあります。
営業開始前には、次の点を確認しておくと安心です。
- 標識を準備しているか
- 古物台帳の管理方法を決めているか
- ネット販売時の表示事項を確認しているか
- URL届出の内容に漏れがないか
- 変更届が必要になる場面を把握しているか
- 許可証の保管方法を確認しているか
古物商許可は、取得後に適切に営業を続けることも重要です。
申請段階から許可後の運用まで見据えておくことで、営業開始後の不安を減らしやすくなります。
まとめ
古物商許可取得までのスケジュールは、営業開始日から逆算して考えることが大切です。
一般的には、相談から書類準備・申請までに1〜2週間程度、申請後の審査から許可証交付までに40日前後を見込んでおくと安心です。
営業開始日、店舗オープン日、ネットショップ公開日、仕入れ開始日が決まっている場合は、少なくとも1か月半〜2か月程度前には準備を始めることをおすすめします。
特に、次のような場合は早めに相談した方が安全です。
- 自分に古物商許可が必要か分からない
- 自宅や賃貸物件で申請したい
- 法人で古物商許可を取得したい
- 役員が複数いる
- ネット販売やURL届出が関係する
- 営業開始日や店舗オープン日が決まっている
- 必要書類を自分で判断するのが不安
古物商許可は、自分で申請することもできます。
ただし、営業所、必要書類、法人申請、ネット販売、URL届出などで迷う場合は、申請前に確認しておいた方がスムーズです。
申請準備が遅れると、書類の取り直し、営業所の確認、URL資料の準備などで、営業開始に間に合わないことがあります。
「まだ申請するか決まっていない」という段階でも、許可の必要性や費用の目安、取得までのスケジュールを確認する意味はあります。
中古品販売、せどり、メルカリ、ヤフオク、リユース事業、ネット販売を安心して始めたい場合は、営業開始日から逆算して、余裕を持って古物商許可申請の準備を進めましょう。
ご相談から古物商許可申請までの流れ
古物商許可は、営業所の場所、個人・法人の違い、ネット販売の有無などによって準備する内容が変わります。
まずは現在の状況を確認し、必要な書類と申請までの流れを整理します。
無料相談・状況確認
何を販売する予定か、個人・法人どちらで申請するか、営業所をどこに置くか、ネット販売の有無などを確認します。
許可の必要性・申請方針の確認
現在の事業内容や販売予定から、古物商許可が必要になるか、どの区分で申請するかを整理します。
お見積もり・正式依頼
個人・法人、営業所の状況、URL届出の有無、役員数などを確認したうえで、正式な費用をご案内します。
必要書類のご案内
住民票、身分証明書、略歴書、誓約書、法人の場合の登記事項証明書・定款など、申請に必要な書類をご案内します。
申請書類の作成
申請内容を確認し、警察署へ提出する申請書類を作成します。ネット販売がある場合は、URL届出に関する資料も確認します。
警察署への申請・補正対応
管轄警察署への申請に向けて、提出書類を整えます。申請後に補正や追加確認があった場合も、対応できる範囲でサポートします。
許可後の注意点のご案内
許可取得後の標識掲示、古物台帳、変更届、URL届出、営業開始時の注意点などを必要に応じてご案内します。
※警察署への申請手数料19,000円、住民票・身分証明書等の取得費用は別途必要です。法人申請、役員が複数いる場合、営業所が複数ある場合、URL届出が必要な場合などは、内容に応じてお見積もりします。
古物商許可の申請でお困りの方へ
「古物商許可が必要か分からない」「自宅や賃貸でも申請できるのか不安」という段階でも構いません。
せどり・リユース・中古品販売・ネット販売などについて、
現在の状況を確認したうえで、必要な手続きや費用の目安をご案内します。
個人の新規申請
44,000円~(税込)
法人の新規申請
66,000円~(税込)
変更届・URL届出など
22,000円~(税込)
※警察署への申請手数料19,000円、住民票・身分証明書等の取得費用は別途必要です。内容・営業所・法人役員数・URL届出の有無などにより費用が変動する場合があります。
「まず何を準備すればいいか分からない」という段階でもご相談いただけます。
営業所・ネット販売・個人/法人の違いなど、現在の状況に合わせて進め方をご案内します。
※ご相談のみでも問題ありません。現在の状況をお伺いしたうえで、許可の必要性・申請の進め方・費用の目安をご案内します。
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