古物商許可の申請では、書類提出時または審査中に、警察署から内容確認の質問を受けることがあります。
本記事では行政書士が、実際によく聞かれる質問内容と、その意図を実務目線で整理します。
目次
1. 警察署が「質問」する理由
警察署からの質問は、
問題があるからではありません。
主な目的は、
- 申請内容と実態が一致しているか
- 古物営業法上の要件を満たすか
- 不審・不明確な点がないか
を確認することです。
質問自体は、
古物商許可ではごく通常のプロセスです。
2. 取扱品目について聞かれること
最も多いのが、何を扱う予定かという質問です。
◎ よくある質問
- 主な取扱品目は何か
- 中古か新品か
- 今後増える可能性はあるか
ここでは、
申請書の記載と同じ説明ができるかが重要になります。
3. 仕入れ方法・販売方法の確認
次に多いのが、取引の流れに関する質問です。
◎ 確認されやすい点
- 仕入れ先(業者・個人・ネット等)
- 販売方法(店頭/ネット)
- 主な販売先
「何となくやる予定」という説明だと、
追加確認につながることがあります。
4. 営業所・管理体制についての質問
営業所に関する質問は、
実態確認の意味合いが強いです。
◎ 典型的な質問
- ここが実際の営業所か
- 自宅兼用か
- 管理者は常駐するか
使用実態が曖昧だと、
現地確認や補足説明を求められる場合があります。
5. 過去の経歴・略歴に関する確認
略歴書の内容について、
簡単な確認が入ることがあります。
- これまでの職歴
- 事業経験の有無
- 空白期間の説明
事実をそのまま説明できれば問題ありません。
6. 回答時に注意すべきポイント
質問に答える際は、次を意識してください。
■ 注意点
- 思いつきで話さない
- 書類内容とズラさない
- 不明点は曖昧に答えない
「今後変わるかも」という話は、
原則として書類修正の対象になります。
7. 行政書士が事前に整理する理由
行政書士が事前に整理するのは、
- 想定質問の洗い出し
- 回答内容と書類の一致
- グレーな説明の排除
です。
これにより、
追加確認・手戻りを防いだ申請が可能になります。
8. まとめ|質問=問題とは限らない
警察署からの質問は、
確認作業の一環です。
落ち着いて、
書類どおり説明できれば問題ありません。
むしろ、
事前整理ができていれば、
申請はスムーズに進みます。


