契約書の修正案を分かりやすく説明してほしい方へ。相手方から届いた修正案、自社で修正した契約書、赤字修正やコメントの意味、修正理由、注意すべき条項、相手方に確認すべき点を行政書士が解説します。
契約書の作成・内容確認を検討中の方へ
契約前の不安な段階でも、まずは内容確認からご相談いただけます。
「相手方から契約書を渡された」「このままサインして大丈夫か不安」「ひな形を自社用に直したい」など、契約書に関する不安は早めの確認が大切です。
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※ご相談のみでも問題ありません。契約書の作成・内容確認・修正方針など、状況に応じてご案内します。
契約書の修正案を分かりやすく説明してほしい方へ
契約書のやり取りをしていると、相手方から修正案が届くことがあります。
赤字で修正された契約書が送られてきた。
コメント付きで契約書案が戻ってきた。
相手方から「この内容で問題ないか確認してください」と言われた。
自社で修正した契約書について、相手方にどう説明すればよいか分からない。
このような場面では、契約書の修正案そのものよりも、「その修正が何を意味するのか」が分からず不安になることがあります。
契約書の修正案は、単なる文章の変更ではありません。
支払条件、契約期間、解除条件、損害賠償、秘密保持、成果物の権利関係など、契約後の責任や負担に関わる内容が変更されていることがあります。
そのため、修正案を受け取ったときは、修正箇所だけを眺めるのではなく、なぜ修正されているのか、自社にどのような影響があるのかを確認することが大切です。
この記事では、契約書の修正案を分かりやすく説明してほしい場合に、どのような点を確認すべきか、依頼前に何を準備すべきかを解説します。
修正案は内容だけでなく理由の理解が大切
契約書の修正案を見ると、文章が追加されていたり、削除されていたり、言い回しが変わっていたりします。
しかし、重要なのは、どこが変わったかだけではありません。
なぜその修正が必要なのか。
修正によって誰に有利になるのか。
自社にとって不利な変更ではないか。
相手方に説明できる内容なのか。
他の条項と矛盾しないか。
このような点を確認することが大切です。
たとえば、損害賠償条項に「一切の損害を賠償する」という文言が追加された場合、責任の範囲が広がる可能性があります。
契約解除の条項で、通知期間が短くされた場合、急に契約を終了されるリスクが高くなることがあります。
支払条件が変更された場合、入金時期や資金繰りに影響することもあります。
契約書の修正案は、文章としては数行の変更でも、実務上の影響が大きいことがあります。
そのため、修正案を確認するときは、「変更内容」と「変更理由」と「実務上の影響」をセットで整理することが重要です。
相手方から届いた修正案を確認したい場合
相手方から契約書の修正案が届いた場合、そのまま受け入れてよいか判断に迷うことがあります。
相手方の修正だから大丈夫だろう。
専門部署が作った契約書だから問題ないだろう。
細かい文言の変更だから影響は少ないだろう。
このように考えてしまうこともありますが、注意が必要です。
相手方から届いた修正案は、相手方の立場を前提に作られていることがあります。
もちろん、相手方に悪意があるとは限りません。
ただ、相手方にとってリスクを減らす修正が、自社にとっては負担の増加になる場合があります。
たとえば、支払期限が延びる修正、損害賠償の範囲を広げる修正、途中解約をしやすくする修正、秘密保持義務を重くする修正などです。
このような修正案は、内容を理解せずに受け入れると、契約後に不利な条件として影響する可能性があります。
相手方から修正案が届いた場合は、どの修正を受け入れてよいのか、どの修正は再調整した方がよいのか、分かりやすく整理してから返答することが大切です。
自社で修正した契約書を説明してほしい場合
自社で契約書を修正した場合でも、その内容を相手方にどう説明すればよいか迷うことがあります。
契約書の文言を直したものの、修正理由をうまく説明できない。
相手方から「なぜこの条項を入れたのか」と聞かれたときに答えられるか不安。
強すぎる表現になっていないか確認したい。
相手方に受け入れられやすい形に整えたい。
このような場合も、修正案の内容確認や説明の整理を依頼できます。
契約書の修正案は、自社を守るために必要な内容であっても、相手方に伝え方を誤ると、警戒感を与えることがあります。
たとえば、「損害賠償の責任を負いません」と強く書くよりも、責任の範囲を取引金額や直接損害に限定する形で整理した方が、実務上受け入れられやすい場合があります。
また、「いつでも解除できる」と書くよりも、一定の通知期間を設けることで、双方にとって分かりやすい契約になることもあります。
自社で修正した契約書については、相手方に提示する前に、修正内容の意味や説明の仕方を整理しておくと安心です。
修正案で確認すべき主なポイント
契約書の修正案では、修正箇所だけでなく、契約書全体との関係も確認する必要があります。
特に確認したいポイントは、次のとおりです。
- 修正により自社の義務が増えていないか
- 相手方の責任が軽くなりすぎていないか
- 支払条件や納期が不利に変更されていないか
- 契約期間や自動更新の内容が変わっていないか
- 途中解約しやすい・されやすい内容になっていないか
- 損害賠償の範囲が広がっていないか
- 秘密保持義務が過度に重くなっていないか
- 成果物や著作権の取扱いが変わっていないか
- 他の条項と矛盾していないか
- 相手方に説明しやすい修正理由があるか
契約書の修正は、一部の文言だけを見て判断すると危険な場合があります。
たとえば、契約期間の修正は、自動更新や途中解約と関係します。
損害賠償の修正は、業務範囲、禁止事項、秘密保持、解除条件と関係します。
成果物の権利関係の修正は、納品、検収、報酬支払い、利用範囲と関係します。
修正案を分かりやすく説明するには、単に「この文言が変わりました」と説明するだけでは足りません。
その修正によって、契約後に何が変わるのかを整理することが大切です。
損害賠償・解除条件の修正案
契約書の修正案で特に注意したいのが、損害賠償と解除条件です。
損害賠償条項では、責任を負う場面や範囲が変更されることがあります。
たとえば、損害賠償の対象が「直接損害」に限定されていたものが、「一切の損害」に変更されている場合、責任範囲が広がる可能性があります。
また、損害賠償額の上限が削除されている場合も注意が必要です。
自社が業務を受ける側の場合、取引金額を大きく超える責任を負う可能性があるため、慎重に確認する必要があります。
解除条件についても、修正案によって負担が変わることがあります。
相手方が契約を解除しやすくなる修正。
自社が途中解約しにくくなる修正。
解除時の報酬精算が不明確になる修正。
これらは契約後の実務に大きく影響します。
損害賠償や解除条件の修正案を説明する場合は、「修正前と修正後で、どちらにどのようなリスクがあるのか」を分かりやすく整理することが大切です。
支払条件・納期・追加費用の修正案
支払条件、納期、追加費用に関する修正案も重要です。
契約書の中で、お金とスケジュールに関する条件は、実務上のトラブルにつながりやすい部分です。
支払期限が変更されていないか。
前払いが後払いになっていないか。
検収後払いの条件が厳しくなっていないか。
振込手数料の負担が変わっていないか。
支払遅延時の対応が削除されていないか。
このような修正は、資金繰りや報酬回収に影響します。
また、納期に関する修正も注意が必要です。
相手方の資料提供が遅れた場合の納期延長が認められているか。
納品後の確認期間が明確か。
修正対応の回数や範囲が決まっているか。
追加作業や仕様変更があった場合、別途費用を請求できるか。
これらが曖昧なままだと、契約後に「この作業も契約内で対応してほしい」と言われる可能性があります。
支払条件や納期の修正案を確認するときは、文章の見た目だけでなく、実際の業務の進め方に合っているかを確認しましょう。
秘密保持・成果物の権利関係の修正案
秘密保持や成果物の権利関係に関する修正案も、契約後の事業活動に影響することがあります。
秘密保持条項では、秘密情報の範囲、利用目的、開示できる相手、秘密保持義務の期間が変更されることがあります。
秘密情報の範囲が広げられると、通常の業務や今後の営業活動に影響する可能性があります。
一方で、自社の情報を守る立場であれば、秘密情報の範囲が狭すぎると不安が残ります。
成果物の権利関係では、著作権やデータの取扱いが重要です。
デザイン、文章、動画、写真、システム、資料などの成果物について、権利が誰に帰属するのか、相手方がどこまで利用できるのか、元データを渡す必要があるのかを確認します。
修正案によっては、自社が再利用できると思っていた成果物を使えなくなることがあります。
また、実績掲載や二次利用ができなくなる場合もあります。
秘密保持や成果物の権利関係は、条文だけ読むと分かりにくいことがあります。
そのため、実務上どのような制限がかかるのか、分かりやすく説明を受けたうえで判断することが大切です。
依頼前に準備しておきたいもの
契約書の修正案を分かりやすく説明してほしい場合は、修正前後の内容が分かる資料を準備しましょう。
赤字修正や変更履歴が残っているWordデータがあると、どこが変更されたか確認しやすくなります。
PDFや画像でも内容確認はできますが、修正箇所が分かりにくい場合は、修正前の契約書と修正後の契約書の両方があると安心です。
準備しておくとよいものは、次のようなものです。
- 修正前の契約書
- 修正後の契約書
- 変更履歴付きのWordデータ
- 相手方からの修正依頼メール
- 相手方のコメント付き契約書
- 取引内容をまとめたメモ
- 自社が提供する側か、依頼する側かの情報
- 特に意味が分からない条項のメモ
- 相手方への返答期限
また、「何を知りたいのか」を最初に伝えると確認しやすくなります。
相手方の修正案を受け入れてよいか知りたい。
自社の修正案を相手方に説明できるようにしたい。
どの修正が重要なのか整理したい。
修正案のうち、不利な部分だけ知りたい。
このように目的を共有すると、修正案の説明も実務に合わせて整理しやすくなります。
まとめ
契約書の修正案は、単に文章が変わっただけではありません。
修正内容によっては、支払条件、契約期間、解除条件、損害賠償、秘密保持、成果物の権利関係など、契約後の責任や負担が変わることがあります。
そのため、契約書の修正案を確認するときは、どこが変わったかだけでなく、なぜその修正が必要なのか、自社にどのような影響があるのかを理解することが大切です。
相手方から修正案が届いた場合は、そのまま受け入れてよいのか、不利な内容になっていないか、再調整した方がよい箇所がないかを確認しましょう。
自社で修正した契約書を相手方に提示する場合は、修正理由を分かりやすく説明できるように整理しておくと安心です。
特に、損害賠償、解除条件、支払条件、納期、追加費用、秘密保持、成果物の権利関係は、修正による影響が大きい部分です。
依頼前には、修正前の契約書、修正後の契約書、変更履歴付きのデータ、相手方からのメール、取引内容のメモ、返答期限などを準備しておくとスムーズです。
ただし、すでに相手方とトラブルになっている場合や、損害賠償請求、未払い金の回収、具体的な交渉が必要な場合は、契約書の修正案の確認とは対応範囲が異なることがあります。
「相手方の修正案の意味が分からない」
「自社の修正案を相手方に説明できるようにしたい」
「どの修正が重要なのか分かりやすく整理してほしい」
このような場合は、契約前の段階で修正案の内容確認を相談しましょう。
ご相談から契約書作成・内容確認までの流れ
契約書の作成・内容確認は、取引内容や相手方との関係、契約書の有無によって進め方が変わります。
まだ内容が固まっていない段階でも、まずは現在の状況を確認し、必要な対応と費用の目安をご案内します。
無料相談・状況確認
契約書を新しく作成したいのか、相手方から提示された契約書を確認したいのか、現在の状況を確認します。
取引内容・契約書の確認
業務内容、報酬、納期、契約期間、解除条件、損害賠償、秘密保持など、契約書に反映すべき内容を整理します。
お見積もり・正式依頼
契約書の種類、分量、確認範囲、修正の必要性などを踏まえて、正式な費用をご案内します。
契約書の作成・内容確認
新規作成の場合は取引内容に合わせて契約書を作成し、内容確認の場合は契約書の確認ポイントや修正候補を整理します。
修正・調整
ご希望や取引内容に応じて、文言の修正、条項の追加・削除、分かりにくい表現の調整を行います。
納品・内容説明
完成した契約書や確認結果をお渡しし、重要な確認ポイントや今後の使い方についてご案内します。
※相手方との交渉、紛争対応、損害賠償請求などが必要な場合は、対応できる範囲が異なります。契約前の書面作成・内容確認を中心にサポートします。
契約書の作成・内容確認でお困りの方へ
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契約書作成(新規)
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相手方から提示された契約書でも、そのまま進めず「このまま契約して大丈夫か」を一度ご確認ください。
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